山梨学院パブリシティセンター
 
世界遺産検定1級合格、山学中1年時重さん
〜県内最年少、全国で2番目年少合格の快挙〜

文部科学省後援、NPO法人世界遺産アカデミーが主催の「第26回世界遺産検定」の1級に山梨学院中学校1年の時重雄太郎さんが合格、2月上旬に合格通知書が授与された。「世界遺産検定」は、人類の共通財産であり、未来に引き継ぐべき世界遺産を保全するための第一歩として、世界遺産について学び、理解することが重要であるとの考えから2006年から始まった。年々受験数が増え、これまでに延べ約12万人が受検しており約7万人が認定されている。4級からマイスターまで5つの等級が設けられ、4級から1級まではマークシート式、マイスターは、論述形式となっている。昨年12月18日に行われた第26回検定1級において、時重雄太郎さんが山梨県6人目で過去最年少、全国でも年少2番目の合格者記録として認定された。今回のアクティブは時重さんに「世界遺産検定」について聞いた。

時重雄太郎さん(ときしげ ゆうたろう 13歳 山梨学院中学校1年)。
甲府・里垣小学校出身 甲府市東光寺在住 家族構成は両親と本人。

時重雄太郎さんが世界遺産に興味を持ったのは、小学校5年の終わり頃、「母親がインターネットで『世界遺産検定』があることを知り教えてくれたことで興味を持ちました」ときっかけを話した。小学校6年になると早速、7月の世界遺産検定3級(7・9・12・3月の4回試験があり、うちマイスターと1級は7月と12月の2回)に向け準備を進め初受検合格した。続けて9月の検定では2級に挑戦。僅か2ヶ月の準備期間で合格した。

長い歴史の中で築かれた世界遺産は、人類共通の財産・宝として守り、未来に引き継ぐ必要性から、世界遺産を学び、理解することが大事になると、NPO法人世界アカデミーが2006年に「世界遺産検定」を始めた。これまでに約12万人が受検し、約7万人が認定されている。4級からマイスターまでの等級があり、4級から2級までは誰でも受験可能であるが、1級は2級合格者、マイスターは1級合格者であることが受験資格になっている。時重さんの合格した1級では合格対象を社会人にしており、世界遺産1052件(2016年7月時点)にのぼる自然遺産・文化遺産・複合遺産の全てが出題範囲になっている。問題は世界遺産の基礎知識(世界遺産条約の理念、諸概念など)や時事問題など多岐にわたり、合格基準は200点満点中140点以上、または受検者の20%と難易度が高い。

昨年7月に行われた1級検定に初めて挑戦。その時は合格ポイントに僅かに届かなく不合格。「とてもショックで悔しかった」と、12月に再挑戦を決意したもののテストなど学校の勉強との両立で1日1時間程度しか準備時間が取れなかった。授業で1番好きな科目は地理。「1年生で地理を学んだことで場所を覚えることに役立った」と話す。動物の本を見ることが好きで将来目指す道は生物学者。「自然遺産は知床や屋久島など生物にも関係性があるので興味深く、覚えることが楽しかった。文化遺産は数が多く(登録件数のうち70%)苦手でした。勉強したけれど難しくなかなか覚えられませんでした。できる限りのことはしましたが苦しみました」と振り返った。「だから合格が分かった時はうれしかった」と笑顔を見せた。1月下旬に合格を確認、2月上旬に合格結果通知書が授与された。山梨県の1級合格者は時重さんで6人目、過去最年少。全国でも2番目の年少合格者となった。今回1級の合格率は21.1%だった。

中学2年生で習う歴史でも時重さんは、高校で学ぶ基本的な歴史知識を有する「歴史能力検定・3級世界史」も取得したばかり。「世界史と文化遺産をリンクして覚えればもっと効率的だったと思いました」と勉強法の反省も忘れない。また、超難関のマイスターについては「論述式で難しいですけど、準備ができたら挑戦してみたい」と話した。

文(K.F) 写真(山梨学院中学校 K.F)
2017.2.9

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