山梨学院パブリシティセンター
 
山学中、石山さん甲種危険物取扱者試験に合格
〜県内中学生二人目となる偉業。山学中から2年連続〜
〜次の目標は国立大学医学系合格〜

山梨学院中学校3年の石山怜央さんが2月18日に行われた「危険物取扱者試験」の最上ランクの甲種試験に山梨県内で中・高含め、唯一合格した。「危険物取扱者」とは、化学工場、ガソリンスタンドなど危険物を扱う施設で必要な国家資格で甲、乙、丙の3種がある。石山さんは、1年時に甲種受験資格の乙種4種類の資格を取得しており、今回4回目の挑戦で見事合格した。甲種資格は、受験資格にも厳正で複数回受験する人も多く、全国で合格率33.5%(平成28年度)の超難関の国家資格。法令(消防法等)や危険物の性質・予防法、物理や化学など大学卒業程度の知識が必要とされる。取得するとすべての危険物を取り扱うことができる。3月9日には、同試験を実施している消防試験研究センター山梨県支部による表彰式が山梨学院広報スタジオで行われた。今回のアクティブに登場する石山さんにこの資格に挑んだ動機や合格までの道のり、喜びの言葉、将来の目標などを聞いた。

石山怜央さん(いしやま れお 山梨学院中学校3年生 15歳)。 
甲府市里吉在住 両親と兄2人、本人の5人家族。

「危険物取扱者甲種合格」の表彰式が3月9日、山梨学院クリスタルタワー7階広報スタジオで行われた。表彰は、甲種試験の合格は難関であるため本試験の実施機関である一般財団法人消防試験研究センター山梨県支部が高校生以下の合格者に表彰状を贈るもので、遠藤晋支部長より石山さんへ手渡された。

石山怜央さんは、今年2月18日に行われた「危険物取扱者」試験の最上ランクで大学卒業程度の化学や物理の知識が必要とされる超難関の甲種試験に4回目の挑戦で合格した。複数回受ける人も多い難しい試験に山梨県内での中学生の甲種合格は、一昨年、山梨学院中学2年の最年少で取得した小槙創さん(現中学3年)に続き二人目。石山さんは1年時に「危険物取扱者」試験の甲種受験に必要な乙種の4種類の試験に合格しており、2年時の6月に初の甲種試験に挑戦するも不合格。3年生になり受けた2回の試験では、2度とも1問足らずに不合格になった。今回3年生3回目の挑戦で雪辱を果たし見事国家資格を手にした。

「危険物取扱者」資格とは、化学工場や石油タンク、ガソリンスタンド、タンクローリーなど危険物を扱う施設等で必要な国家資格。甲、乙、丙の3種類があり、石山さんが取得した甲種は消防法で定められた全ての種類の危険物について高度な知識を有する者として、危険物の取り扱いが必要なあらゆる場面において、安全確保の中心的な立場として、その関連業種は多岐にわたる。乙種には6類の種別があり合格した種別の危険物について取り扱いと定期点検、保安の監督ができる。また、丙種合格は乙種4類のガソリン、灯油、軽油、重油の危険物に限り、取り扱いと定期点検ができるというように分類されている。甲種試験の内容は@.危険物に関する法令(消防法等)(15問) A.物理学及び化学(10問) B.危険物の性質並びにその火災予防及び消火方法(20問)。3科目とも60%以上の正解が求められ、いずれも大学卒業程度の知識が必要となる。

石山さんが「危険物取扱者」に挑戦したきっかけは、1年生の時、学校の掲示板に試験の案内があり「興味を持った」という。それから順調に乙種4種類を取得して甲種試験の受験資格を得た。勉強方法は「学校にあった資格に必要な参考書や問題集を独学で解いた」。石山さんは「1年生の時、甲種受験に必要な乙種4種類の資格を順調に取り、2年生の6月に甲種を受けたのですけど、まったく歯が立ちませんでした」と笑う。3年生では今回以前に2度挑戦したものの、2回とも『物理学及び化学』科目で「1問足りなくて不合格でした。少し勉強が足りなかったです。悔しい思いをしました」と振り返る。そして今年の2月18日に行われた通算4回目の甲種試験に臨みようやく合格を手に入れた。「やっと受かってうれしさいっぱいです」と破顔した。好きな教科は数学と科学。将来は、「父親が医者なので医学系に進もうと思っています。物理、化学系は、高校の先取り勉強のつもりで取り組みましたがかなり難しかったです」。4月から山梨学院高校に進学する石山さんは、次の目標を国立大医学部に照準を置いている。石山さんは、文武両道を実践する。部活動ではバトミントン部に所属し主将を務めた。昨年の5月に行われた「第35回山梨県中学校バドミントン選手権大会」男子シングルスの部で優勝を飾っており、学業と部活動の両立に毎日忙しい日々を送ってきた。「資格試験は、合間を縫ってやりました」と努力して掴んだ合格は中学校生活に華を添えた。

試験を実施した消防試験研究センター・遠藤晋山梨県支部長は「甲種合格は大学卒業者でも3人に1人、高校生の受験者も多いのですが全国でも1割程度しか合格者がいません。山梨県ではここ3年ほど合格者が出ていません」と状況を話す。全国を見ると甲種試験受験者数は約23,000人、合格者は約7,650人、合格率は33.5%(平成28年度)。山梨県では過去の合格者に高校生は13人おり、山梨学院関係の甲種合格者は平成23年に高校2年(当時)の野村唯さんが最年少で取得している。一昨年、石山さんと同学年(当時中学2年)の小槙さんが中学生として最年少で山梨県初めての合格を果たし、石山さんが今回続いた。「中学生の受験が全国的にほとんどない中で、同じ中学から連続で合格したことは大変な偉業です」と話した。

表彰状授与に同席した山梨学院中学高校・吉田正副校長は「これからの大学入試には、表現力とか判断力、思考力が求められていますから黒板、教科書による授業だけではなく、本校で行っている自分が興味・関心のあるテーマを見つけて取り組む『パーソナルプロジェクト』のような学習がこうやって実を結んでいるのだなと感じます」。生徒の積極的な学習に手ごたえを語った。

文(K.F) カメラ(Y.Y) 2018.3.12
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