山梨学院パブリシティセンター
 

研究室探索〜教員の素顔に迫る〜
第12弾 山梨学院大学 伊藤陽子専任講師

伊藤陽子 健康栄養学部専任講師
静岡県立大学短期大学部食物栄養学科卒業
日本大学短期大学部専攻科食物栄養専攻修了
大妻女子大学大学院人間文化研究科人間生活科学専攻修士課程修了
修士(生活科学)
管理栄養士

【担当科目】(2019年度)
臨床栄養学各論T・U・V / 臨床栄養学各論実習 / 臨床栄養学総論 / 健康栄養特講G(臨床栄養学) / 臨地実習V(臨床栄養学) / 栄養学基礎英語 / 地域の食と健康総合演習 / 基礎演習T・U / 専門演習T・U / 総合演習T(学外実習事前・事後指導)

【取材対応・講演対応分野】
臨床栄養(高齢者、摂食嚥下)、フレイル予防

各教員の研究室を巡り、教員の研究内容や趣味など素顔に迫っていく企画。第12弾は、今年度から山梨学院大学に着任した、健康栄養学部の伊藤陽子専任講師の研究室・実習室を訪ねた、伊藤専任講師に研究内容や座右の銘、趣味などを聞いた。

■研究内容
伊藤専任講師は、短大卒業後に製薬会社の研究所に3年半勤務。出産を機に退職し、子育てが一段落した頃に地域の食生活推進協議会に参加。栄養士の活動を始め、尊敬できる管理栄養士に出会い、活動の幅を広げるため背中を押され日大の専攻科に入学。当初は子育て期間を通じ、食の大切さを感じ、食育など子どもの側にいる管理栄養士を目指していたが、専攻科在学中の病院実習で、病院での栄養指導にやりがいや面白さを知り、修了後の選択肢として病院勤務を意識した。修了後に管理栄養士の資格を取得し、静岡県内の病院で11年、管理栄養士として勤務。病院在職中に大妻女子大大学院に通い、今月博士課程の修了を迎えた。伊藤専任講師は病院での管理栄養士の経験を踏まえ、高齢者や摂食嚥下(飲み込み機能が低下している)患者への臨床栄養を専門としている。「勤めていた病院にはホスピス病棟も併設され、高齢者や終末期の患者さんがいました。高齢者や終末期の患者さんは摂食嚥下機能が落ちてくるので、安心して食べられるような食事形態の提案やその機能の評価をしていました。患者さんに寄り添って、希望を叶えられるように安全とQOL(生活の質)のバランスを取りながら、食事(献立)の提案をしていました」と臨床での活動経験を説明。一方で博士課程では、地域連携や地域での栄養活動をテーマに研究を進めた。「歯科医師と管理栄養士との協働について研究を行いました。歯科に勤める栄養士は、自宅療養の往診に同行し、歯科医師の歯の治療に加え、摂食嚥下の確認や家族に対する食事指導(食事の作り方、リスク管理)などを行っています。これらの地域での栄養活動など少し踏み込んだ研究をしていました。また、地域での活動という点では、病院の近くの地区の方を対象に、フレイル予防の健康教室を病院の他のスタッフと協力して実施したりしていました」(伊藤専任講師)

■大切にしているモノ
伊藤専任講師に大切にしているモノを教えてもらった。「病院を退職するときに栄養課の仲間が作ってくれたアルバムを大切にしています。なかなか自分が仕事をしているところの写真はないので、患者さんとのふれあいや行事ごとの食事(献立)などが写っていて、私がコツコツ10年以上かけてやってきたことの記念や思い出です。学生にも臨床の現場をイメージできるよう見せています。ホスピスの患者さんなどみんなが楽しめる季節ごとの献立を私が提案しても、調理現場の協力や患者さんへの思いを共有できないと提供できないので厨房のスタッフには感謝しています。あとは、患者さんからもらったお手紙は大事に全てとってあります。励みにもなりますし、その後の仕事に繋がっていくので、厨房のスタッフにも見せて共有していました」と語り、優しい眼差しで当時を回顧した。

■座右の銘(大切にしている言葉)
「色々な仕事を経験してきた中で大事にしているのは「何事も一生懸命にやる」ということです。私は頭が良いわけでも技術を持っているわけではなく、取り柄が一生懸命やることしかないので、何に対しても一生懸命取り組むことを大事にしていて、学生に対しても要領よく物事をこなそうとするのではなく、武骨でも良いので一生懸命やろうと話をしています。」(伊藤専任講師)。

■趣味
ご自身の趣味について聞くと「主人と二人でゆっくり楽しめることをやりたいねと話をしていて、旅行先でカヌーをやっています。旅行先で大きい川や湖があると二人乗りのカヌーに乗っています。この前は、沖縄でマングローブの林の中を進み、河口で夕日が沈むのを眺めるクルーズを楽しみました。老後も楽しめる趣味にしたいので、今後も続けていきたいです」と語り、笑顔をのぞかせた。

「研究室探索」では、定期的に山梨学院大学・山梨学院短期大学の各教員研究室を巡り、授業では見られない意外な一面に迫っていきます。次回もお楽しみに!
文・カメラ(Y.Y)2020.3.4

アルバムはこちら

Copyright (C) 2010 YGUPC. All Rights Reserved.